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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/04/08 現在/As of 2025/04/08 |
開講科目名 /Course |
全学総合講座(社会の中の科学)/INTERDEPARTMENTAL LECTURES(SCIENCE IN SOCIETY) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野澤 聡 |
遠隔授業科目 /Online Course |
本科目は遠隔授業科目です。/ONLINE COURSE |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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野澤 聡 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、様々な立場で活躍されている方々から、広い意味での科学や技術について多様な視点や論点を提供していただくことによって、受講生が科学技術についてもう一歩踏み込んで考えるきっかけを提供することを目的とする。また、講義内容を正確かつ批判的に理解するスキルを磨くことも併せて目的とする。 科学技術が社会の中で作動するためには、様々な立場の人々の協働が不可欠である。とくに近年では、いわゆる人文?社会科学的な知見を科学技術に活かそうとする試みが注目されている。科学技術を社会に実装するためには、狭い意味での科学技術の専門家だけでは不十分なのであり、人文?社会科学の知見をもった人々との協働が不可欠になりつつあるのである。 ChatGPTなどの生成AIの普及によって、とくに努力をしなくても知識が簡単に得られると思われがちだが、そうではない。生成AIを使いこなすためにも、講義をきちんと聞いて正確かつ批判的に理解するスキルが、ますます求めらているのである。 この講義では、社会の中で作動している科学技術に関する様々な事例や論点が提供される。受講生は、授業に漫然と出席するのではなく、講義内容を正確かつ批判的に理解して、アウトプットすることが求められる。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?講義は、対面、および、Zoomを利用した遠隔授業で実施される ?登壇者の都合により、事前収録によるオンデマンド配信を行う場合もある ?授業の録画は、授業終了の1週間後を目途に配信することにしているが、登壇者の希望により、配信しない授業回が含まれる可能性がある ?授業内容の確認のため、授業内に、簡単な小テストを毎回実施する ?授業に関する告知、資料の配信、授業に関する質問の受付、授業へのフィードバック、および、期末レポートの提出などは、manabaを通じて行う ?授業内容に関する課題を、学期を通じて数回出題する ?いまや社会インフラであるPCやインターネットについてのリテラシーを自然に身に着け、スキル向上を図るために、Zoom、manabaなどのオンラインツールを積極的に活用した授業運営をおこなう |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
?配布資料やノートを見直して、授業で取り上げた事柄に関する理解と問題意識を深めるとともに、授業へのフィードバックをmanabaに提出する(毎回1時間程度) ?授業内容に関する課題を、学期を通じて数回出題する(1題あたり、8-16時間程度) |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
小テスト(毎回)、フィードバック(毎回)、授業内容に関する課題(学期を通じて数回)によって評価する。 配点や評価基準などの詳細は、授業内に説明するほか、オンデマンドで資料を配信する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
全学総合講座(大学における教養教育)、 科学史Ⅰ、科学史Ⅱ、 科学技術と社会Ⅰ、科学技術と社会Ⅱ、 人文学特殊研究(科学を読み解くa)、人文学特殊研究(科学を読み解くb)、 データサイエンス特殊研究(AI?数理データサイエンスを読み解くa)、データサイエンス特殊研究(AI?数理データサイエンスを読み解くb) |
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備考 /Notes |
各回の授業内容やテーマは「授業計画詳細内容」に記載通りの予定だが、都合により登壇者?日程?内容などを変更することがある。 授業に関する連絡は、すべてmanabaを通じてをおこなう。 授業時間外に教員に連絡する必要がある場合は、manabaの個別指導(コレクション)を用いる。 電子メールを用いた問い合わせには応じないので、注意すること。 |
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到達目標 /Learning Goal |
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション、この科目での学び方について | コーディネーター(野澤) 授業全体の構成や期末レポートへの取り組み方など、この科目での学び方を説明する。 |
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2 | 科学?技術による社会変化を考える:過去から未来 | 木下泰宏(民間企業研究所技術者) AIなどの登場によって新たな変革期となった現代における学び方や働き方について考える。 |
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3 | 行政におけるデータサイエンスの活用 | 和田一郎(本学国際教養学部教授) 行政の現場におけるデータサイエンス導入の事例を紹介しつつ、AIなどを用いた近未来の行政のあり方について考える。 |
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4 | サイバー犯罪のこれまでとこれから | 高橋正和(株式会社Preferred Networks最高セキュリティ責任者(CSO)) インターネットが主要な犯罪の場となっている現代において、インターネットとどのように関わるのかを考える。 |
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5 | 科学?技術?産業と知的財産 | 米川聡(鹿児島大学) 発明や著作物など、人間が生み出したアイディアを社会の中で保護し活用するための仕組みである知的財産について、身近な事例を用いて考える。 |
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6 | 実践的思考技術と、そのプレゼンテーションの方法について | 矢嶋肇(都内民間企業企画部門所属) 大学での学びと卒業後の活動とはどんな関わりがあるのだろうか。プレゼンテーションを主題として、具体例を示しながら考える。 |
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7 | 感染症対策とリスクコミュニケーション | 堀口逸子(東京理科大学薬学部教授) 亚洲通_亚洲通官网¥娱乐网址感染症対策の現場で起きている様々な事例を紹介しつつ、リスク情報の共有や相談を行うリスクコミュニケーションのあり方について考える。 |
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8 | アジアと遺伝子:遺伝子関連検査をめぐる意識と社会的諸課題 | 洪賢秀(東京大学医科学研究所) 日本?韓国?台湾での調査結果を紹介しつつ、遺伝子解析技術が大きく進みつつある時代における遺伝情報との関わり方や利用の仕方を考える。 |
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9 | 生活の中の科学を楽しむ | 二階堂恵理(科学読物研究会) 簡単な演示実験を行いながら、身近な科学現象を楽しむことから、科学的思考とはどのようなものかについて考える。 |
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10 | 緩和ケアの現場から:不確実性を楽しんで生きる | 木澤義之(筑波大学医学医療系緩和支持治療科 教授) 日本の緩和ケアの背景を辿りつつ、緩和ケアの現状や課題について考える。 |
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11 | 読書と科学技術 | 大隅直人(さいはて社代表) インターネットの普及などのDX(デジタルトランスフォーメーション)によって、社会や書物のあり方が大きく変容しつつある時代の読書のあり方を考える。 |
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12 | 信仰と学問:牧師の視点から | 上田彰(日本基督教団伊東教会牧師) 牧師という職業の専門性を問うことから、信仰と学問との関わりについて考える。 |
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13 | 好奇心の導く方へ:「学びたい」を主軸にした私の進路選択 | 鈴木敦子(本学国際教養学部卒業生) 本学国際教養学部卒業生が、米国留学から現在に至る自身の進路選択について振り返るとともに、今後の展望を語る。 |
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14 | 終末期医療について | 田中美穂(日本医師会総合政策研究機構主任研究員) 安楽死と終末期医療を巡る問題について、近年の重要な事例や諸外国の状況を紹介しながら考える。 |