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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/04/21 現在/As of 2025/04/21 |
開講科目名 /Course |
科学史Ⅱ/HISTORY OF SCIENCE II |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野澤 聡 |
遠隔授業科目 /Online Course |
本科目は遠隔授業科目です。/ONLINE COURSE |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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野澤 聡 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、「科学者(scientist)」という言葉が登場した19世紀初頭から現代までに科学?技術がどのように形成されてきたのかを、いくつかの重要な事例の分析を通じて理解するとともに、学術的な文献を精密かつ批判的に読み解く読解力を磨くことによって、科学?技術との関わり方?向き合い方を深化させることを目的とする。 19世紀初頭は、現代の科学?技術が本格的に形成されてきた時代である。19世紀半ば以降には科学と技術が接近して、いわゆる「科学技術」が形成されていく。また、国家と科学?技術との関わりが深まり、科学?技術が戦争に不可欠の要素となっていく。さらには科学?技術の発達とともに公害や環境問題が注目されることになる。時とともに変化する科学や技術のあり様を捉えるためには、教科書的な知識を暗記するだけでは不十分であり、文献を精密かつ批判的に読み解く読解力が不可欠である。 ChatGPTなどの生成AIの普及によって、文献をきちんと読まなくても、知識が簡単に得られると思われがちだが、そうではない。生成AIを使いこなすためにも、文献を精密かつ批判的に読み解く読解力の必要性は、ますます高まっているのである。 授業では、講義を聴講して内容の理解を深めるだけでなく、文献を読み解く課題に取り組むことを通じて、文献読解のスキルを能動的に高めることが求められる。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?授業は、対面、および、Zoomを利用した遠隔授業で実施される ?授業内容の確認のため、授業内に、簡単な小テストを毎回実施する ?授業動画の配信は、授業終了の1週間後を目途とする ?授業に関する告知、資料の配信、授業に関する質問の受付、授業へのフィードバック、および、期末レポートの提出などは、manabaを通じて行う ?文献読解の課題を、学期を通じて数回出題する ?いまや社会インフラであるPCやインターネットについてのリテラシーを自然に身に着け、スキル向上を図るために、Zoom、manabaなどのオンラインツールを積極的に活用した授業運営をおこなう |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
?配布資料やノートを確認し、必要に応じて情報収集や文献読解をおこなう(毎回1時間程度) ?学期中に数回、文献読解の課題に取り組む(1題あたり、8-16時間程度) |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
小テスト(毎回)、フィードバック、文献読解の課題(学期を通じて数回)によって評価する。 配点や評価基準などの詳細は、授業内に説明する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
科学史Ⅰ、 全学総合講座(大学における教養教育)、全学総合講座(社会の中の科学)、 科学技術と社会Ⅰ、科学技術と社会Ⅱ、 人文学特殊研究(科学を読み解くa)、人文学特殊研究(科学を読み解くb)、 データサイエンス特殊研究(AI?数理データサイエンスを読み解くa)、データサイエンス特殊研究(AI?数理データサイエンスを読み解くb) |
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備考 /Notes |
授業に関する連絡は、すべてmanabaを通じてをおこなう。 授業時間外に教員に連絡する必要がある場合は、manabaの個別指導(コレクション)を用いる。 電子メールを用いた問い合わせには応じないので、注意すること。 |
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到達目標 /Learning Goal |
「科学とは何か」という問題に対して正しい理解を得て、人類が得てきた科学的知見を歴史的視点から分析し、科学を学ぶことの意義や楽しさを表現できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション、産業革命期の科学?技術(1)概観 | 授業全体の構成や履修する際の注意点、および、成績評価基準の概要を説明するとともに、産業革命期(18世紀後半から19世紀半ばころまで)の科学?技術の特徴を概観する。 | |
2 | 産業革命期の科学?技術(2)史料の紹介 | 産業革命期に書かれた史料の翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
3 | 産業革命期の科学?技術(3)参考資料の読解と解説 | 産業革命期の科学?技術に関する文献読解を通じて、当時の科学?技術についての理解を深める。 | |
4 | 国家と科学?技術(1)概観 | 19世紀半ば以降は、国家と科学?技術との関係が緊密になっていく。国家と科学?技術との関わりの変遷について概観する。 | |
5 | 国家と科学?技術(2)19世紀の史料紹介 |
国家と科学?技術との関わりについて19世紀に書かれた史料の翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
6 | 国家と科学?技術(3)20-21世紀の史料紹介 |
国家と科学?技術との関わりについて20-21世紀に書かれた史料の翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
7 | 国家と科学?技術(4)参考文献の読解と解説 | 国家と科学?技術との関わりについて論じた文献読解を通じて、国家と科学?技術との関わりについての理解を深める。 | |
8 | 戦争と科学?技術(1)概観 | 第一次世界大戦のころから、科学?技術は戦争に深く関わるようになっていく。戦争と科学?技術との関わりの変遷について概観する。 | |
9 | 戦争と科学?技術(2)第一次世界大戦ころまでの史料紹介 | 当時書かれたテキストの翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
10 | 戦争と科学?技術(3)第二次世界大戦ころからの史料紹介 | 当時書かれたテキストの翻訳などを見ながら、当時の科学?技術に触れる。 | |
11 | 戦争と科学?技術(4)参考文献の読解と解説 | 戦争と科学?技術との関わりを扱った文献読解を通じて、戦争と科学?技術との関わりについて考える。 | |
12 | 公害?環境問題と科学?技術(1)概観 | 「公害」「環境」という言葉は19世紀半ばに登場した。公害?環境問題と科学?技術との関わりの変遷について概観する。 | |
13 | 公害?環境問題と科学?技術(2)参考文献の読解と解説 | 公害?環境問題と科学?技術との関わりを扱った文献読解を通じて、公害?環境問題と科学?技術との関わりについて考える。 | |
14 | 公害?環境問題と科学?技術(3)史料紹介 | 公害?環境問題について書かれたテキストの翻訳などを見ながら、公害?環境問題の科学?技術に触れる。 |