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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                日本政治史(19以降)/HISTORY OF JAPANESE POLITICS | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    31-2048 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                法学部法律学科/LAW LAW | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木1/Thu 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                村井 哲也 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 村井 哲也 | 総合政策学科/POLICY STUDIES | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
 本講義は、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程編成?実施方針(CP)が示す「地域社会および国際社会を対象として、政治学および法学の専門的知識ならびに広くグローバルな見識と思考力を身に付ける」ことを目指します。 そのために、歴史の知識や文脈を学ぶだけでなく、近代日本における政治家のリーダーシップに着目し、その歴史的なケース?スタディを学ぶことを通じて、現在の日本政治も直面する普遍課題をも見出すようにします。そこから客観的かつ鳥瞰的な思考力を養い、様々な問題を総合的にとらえ解決策を提示できる能力を身に付けることが本講義の最終的な目的です。 また、学生が政治家が生きた時代をイメージしやすいようドキュメンタリー映像を多用します。その時代背景や制作舞台裏などを解説し、メディア?リテラシーも考察しながら視聴していきます。 主に幕末維新から1930年代までに焦点を当てます。具体的には、幕末維新から明治国家が誕生し、憲法制定や国会開設、日清日露戦争を経て政党政治が確立したものの崩壊していった軌跡を、特に明治憲法の構造とその矛盾に着目して論じていきます。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
 対面による通常の講義形式を基本とします。 指定する参考文献に加え、毎回manabaを通じて講義前にPowerPointを基にしたPDFレジュメを配布し、これを教室のスクリーンに映し出しながら講義を進めます。紙媒体でのレジュメは配布しません。そのため講義中は、ノートPCやタブレットなど一定以上の画面サイズがあるデバイス機器、およびPDFレジュメを表示するためのAdobe Acrobat Reader(無料)などのアプリが必要となります。 ただしPDFレジュメは概要に過ぎず、これだけ見ても講義の詳細を正確に理解できません。講義中の教員による口頭説明を的確に理解してノートを取り、講義後にPDFレジュメを補って完成させることが求められます。 最後に期末リポートの提出後には、manabaにて解説などのフィードバックを行います。  | 
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      講義前に、指定する参考文献の該当章を熟読し、事前に配布するPDFレジュメを一読しておいてください(2時間程度)。講義後には、PDFレジュメを読み返し、自分のノートと照らし合わせて要点を整理しておいてください(2時間)。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
 学期末に実施する論述筆記試験で100%評価します。 (1)近代日本の歴史的事実とその因果関係を正確に解釈し、(2)そこから見えてくる政治の普遍課題から自らの見解をどれだけ論理的に構築できているかが、評価のポイントとなります。その具体的なポイントは、時折講義にて言及することがあります。 なお、追試験は「教務課が許可する」事由がある場合のみ実施します。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      
 必須の条件ではありませんが、以下の科目を履修していれば相互の理解が進みます。 ?政治過程論(秋学期、木曜1限、村井哲也)では、現在の日本を念頭に政治学の基礎知識や基礎概念を制度と実態の面から学んでいき、本講義と違った視点から政治の普遍課題について考えます。 ?日本政治外交史a?b(春学期?秋学期、金曜2限、村井哲也)では、本講義の扱う時代より後の1930年代から現在までの時期を扱います。  | 
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備考                         /Notes  | 
                      
?他の学生の迷惑となるので講義中の私語は厳禁です。1回目は警告に止めますが2回目は教室から退出してもらいます。 ?学修や授業内容についての質問?相談は受け付けますが、単位認定に関わる陳情は受け付けません。 ?講義計画は、履修状況や進行具合、あるいは学生の要望によって若干の変更があります。 ?程よい緊張感と程よいリラックスを両立させるため、時折脱線することがあります。  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                歴史を「考える」意識をもって、歴史的事実とその因果関係を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:問題発見?解決実践力 △:社会的責任 △:問題解決への実践力 ○:国際的視野に立った素養 ○:社会人としての自律性  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | はじめに | シラバス解説に基づいてガイダンスを行います | |
| 2 | 幕末から維新へ(1) | 黒船の衝撃から江戸幕府の構造と限界が浮き彫りになる軌跡を論じます | |
| 3 | 幕末から維新へ(2) | 明治政府が近代国家の確立に向けどのような条件が必要だったのかを考察します | |
| 4 | 伊藤博文(1) | ドキュメンタリー映像から内閣制度が創設され伊藤が立憲カリスマへと至っていく軌跡を論じます | |
| 5 | 伊藤博文(2) | 明治憲法が制定されながらその正負の遺産が生じた構造を伊藤論を通じて考察します | |
| 6 | 山県有朋(1) | 強大な内務省体制に触れつつ山県有朋が台頭してきた軌跡を論じます | |
| 7 | 山県有朋(2) | 山県論を通じて国会開設から10年で明治憲法体制が確立された元老政治の真髄を考察します | |
| 8 | 桂太郎 | 明治国家で最長政権を築いた桂が元老政治から政党政治への脱却を試みた顛末を論じます | |
| 9 | 原敬(1) | 原を筆頭に政党勢力が台頭して藩閥政府と対立と妥協を繰り返した軌跡を論じます | |
| 10 | 原敬(2) | 原論を通じて国家的政党となった政友会の浮き沈みを考察していきます | |
| 11 | 加藤高明 | 原をライバルに見立てた加藤が憲政会を国家政党にして政党政治を確立していく軌跡を論じます | |
| 12 | 西園寺公望 | 最後の元老となった西園寺が政党政治に基づく憲法政治に執念を燃やした顛末を論じます | |
| 13 | 昭和天皇 | 憲法の矛盾に苦悩する3代目の君主を通じてやがて明治国家の終焉に至る軌跡を論じます | |
| 14 | おわりに | 本講義のまとめ |