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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/03/22 現在/As of 2024/03/22 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                英語学演習(M)/SEMINAR IN ENGLISH LINGUISTICS | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                大学院/ | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2024年度/2024 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                火4/Tue 4 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                通年/Yearlong | 
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                  単位数 /Credits  | 
                4.0 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                小早川 暁 | 
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                  科目区分 /Course Group  | 
                大学院科目 専攻科目 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 小早川 暁 | 英語学科/ENGLISH | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
この授業は、外国語学研究科博士前期課程の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「適切な問題設定をおこない、必要な先行研究の成果やデータを収集?分析できる能力」や「論理性と明晰性を備えた論文を執筆できる能力を身に付け」ることを目的とするものである。 授業では、下記テキストの第9章“Semantics III: Cross- Categorial Parallelisms” (421-48)を読んだ後、Langacker, Ronald W. 1987. Nouns and verbs. Language 63.53-94.を読み進める予定である。これらを幹とし、同時並行的に、注などを頼りに関連する文献を渉猟し、枝葉を広げてゆくことで、自ずと自身の研究テーマは定まってくると思われる。 テキストを読む際は、以下の辞典などが手もとにあるとよい。 斎藤純男?田口善久?西村義樹(編)2015.『明解言語学辞典』東京:三省堂. 辻幸夫(編)2013.『新編 認知言語学キーワード事典』東京:研究社. 安井稔(編)1996.『コンサイス英文法辞典』東京:三省堂. より一般的なことを言うとすれば、「レファレンス協同データベース」(国立国会図書館)などにより、他者が示す興味?関心の幅広さに触れておくことは、修士論文を執筆するにあたり意味のあることであると思う。また、浅野高史?かながわレファレンス探検隊.2006.『図書館のプロが教える〈調べるコツ〉——誰でも使えるレファレンス?サービス事例集——』東京:柏書房.もあわせて参照されたい。 なお授業内容は、英語そのものの力をつけることや英語を教えることとは別のところに焦点が置かれる。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
授業は演習形式で行い、適宜レポート課題を課す。課題の提出自体は加点の対象とならないが、未提出や不十分な課題は減点の対象となる。 授業形態は対面授業を基本とする。(対面授業と併せてライブ配信?録画配信を行うことはない。) 授業連絡等はmanabaによる。 履修登録者は、あらかじめ割り当てられた部分について日本語訳を発表すること、内容についての解説を加えることが求められる。個々の単語の意味を調べ並べて替えるだけといった発表は不十分であるとみなされる。なお、授業での発表は評価の前提であり、これ自体は加点の対象とはならない。一方で、準備不足による不十分な発表は減点の対象となる。発表の内容についての担当者からの解説を含むフィードバックは授業中になされる。 演習形式で行われる授業であるため、担当者と履修登録者の間の授業中のやり取りは必須である。 受講生は、担当者による英語学研究(認知言語学)を同時に履修すること。 履修登録を予定する者は、事前に担当者まで届け出られたい。  | 
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      テキストの指定された範囲(授業計画詳細情報を参照)を事前に精読することと復習をすること。予習と復習にそれぞれ2時間以上の学修を要する。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      テキストの内容の理解の程度が評価の対象となる。評価は、年度末に実施する試験ないしレポート課題(100点満点)による。ただし、授業への遅刻?欠席や課題の未提出については、学期末の試験の得点から一回あたり10点を減ずる。例えば、学期末の試験の結果が80点であっても、課題の未提出が3回あれば不合格となり、単位の取得はできない。(出席や課題の提出自体が加点の対象となることはない。)なお、試験では日本語による解答が求められる。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      担当者による英語学研究(認知言語学) | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                英語学に関する修士論文のテーマを決定し、執筆できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ?研究倫理について ?Count/Mass and Telic/Atelic 1(可算名詞)  | 
                ?先行研究の正しい利用の仕方などについて学ぶ。 ?可算名詞の文法特徴について理解する。  | 
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| 2 | Count/Mass and Telic/Atelic 2(不可算名詞) | 不可算名詞の文法特徴について理解する。 | |
| 3 | Count/Mass and Telic/Atelic 3(可算名詞と不可算名詞の相違) | 可算名詞と不可算名詞の相違について理解する。 | |
| 4 | Count/Mass and Telic/Atelic 4(可算名詞と不可算名詞の相違と意味素性) | 可算名詞と不可算名詞の相違を意味素性を用いて捉える考え方を理解する。 | |
| 5 | Count/Mass and Telic/Atelic 5(累積性) | ある種の名詞がもつ累積性という性質を理解する。 | |
| 6 | Count/Mass and Telic/Atelic 6(分配性) | ある種の名詞がもつ分配性という性質を理解する。 | |
| 7 | Count/Mass and Telic/Atelic 7(動詞のアスペクト) | 動詞のアスペクトについて理解する。 | |
| 8 | Count/Mass and Telic/Atelic 8(名詞の性質と動詞の性質の相互作用) | 名詞の性質と動詞の性質の相互作用について理解する。 | |
| 9 | Count/Mass and Telic/Atelic 9(日本語の名詞と動詞) | 名詞と動詞の観点からの日英比較を行う。 | |
| 10 | Count/Mass and Telic/Atelic 10(日本語の名詞と動詞の相互作用) | 日本語における名詞と動詞の相互作用について理解する。 | |
| 11 | Determiners and Adverbs 1(限定詞と副詞の類似点) | 限定詞と副詞の類似点について理解する。 | |
| 12 | Determiners and Adverbs 2(限定詞と副詞の相違点) | 限定詞と副詞の相違点について理解する。 | |
| 13 | Determiners and Adverbs 3(頻度副詞の文法) | 頻度副詞の文法特徴について理解する。 | |
| 14 | Determiners and Adverbs 4(頻度副詞の意味論) | 頻度副詞の意味について理解する。 | |
| 15 | Nouns and Verbs 1 (概要) | 論文全体の概要を読む。 | |
| 16 | Nouns and Verbs 2(問題設定) | 何が問題となるかを理解する。 | |
| 17 | Nouns and Verbs 3(分析の道具立て) | 分析の道具立てを理解する。 | |
| 18 | Nouns and Verbs 4(bounding) | boundingという認知プロセスを理解する。 | |
| 19 | Nouns and Verbs 5(interconnection) | 
                interconnectionという認知プロセスを理解する。 | |
| 20 | Nouns and Verbs 6(可算名詞) | 可算名詞について理解する。 | |
| 21 | Nouns and Verbs 7(不可算名詞) | 不可算名詞について理解する。 | |
| 22 | Nouns and Verbs 8(関係を表す動詞) | 関係を表す動詞について理解する。 | |
| 23 | Nouns and Verbs 9(過程を表す動詞) | 過程を表す動詞について理解する。 | |
| 24 | Nouns and Verbs 10(論拠) | これまで提示された分析がどのような現象に動機づけられるかを理解する。 | |
| 25 | Nouns and Verbs 11(完結相) | 完結相について理解する。 | |
| 26 | Nouns and Verbs 12(非完結相) | 非完結相について理解する。 | |
| 27 | Nouns and Verbs 13(進行相) | 進行相について理解する。 | |
| 28 | Nouns and Verbs 14(まとめ) | 論文全体のまとめを行う。 |