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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2024/08/29 現在/As of 2024/08/29 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                ことばと思想1(社会思想史2)/LANGUAGE AND THOUGHT1(HISTORY OF SOCIAL THOUGHT 2) | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                大学全カリ総合科目/ | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2024年度/2024 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木4/Thu 4 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                白井 雅人 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 白井 雅人 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
本講義の目的は、社会についての思想の歴史を学ぶことによって、現代における私たちの考え方や社会問題への理解を高めることである。具体的に今学期は、正義、ジェンダー/セクシュアリティ、障害者運動などの現代的な問題を考えながら、社会についての理解を深めていく。 私たちが生きる社会の成り立ちや特性を自覚することは、国際社会において活躍する際に強みとなる。21世紀の実社会に貢献できる国際人になるためにも、社会についての哲学的な視点を身につけることは重要になるであろう。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
講義形式の対面授業となる。配慮の必要な学生にはZOOM等を利用したオンライン同時配信やアーカイブ配信も行う予定である。 授業ポートフォリオのお知らせ一覧にオンライン同時配信についての詳細を掲載する予定なので、参照すること。 授業後に簡単な小テストに回答してもらう。 小テストや質問へのフィードバックは次回の授業プリントを通じて行う予定である。  | 
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。半年間で計60時間の授業外学修が目標。授業後にmanabaで毎回小テストを行うので、小テストのために復習をしっかりと行うこと。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      各回の小テストの合計点(40%)と期末テスト(持ち込み不可:60%)によって評価する。 | ||||||||||
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関連科目                         /Related Subjects  | 
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 多様性に開かれた社会へ:アイヒマンとパークスを手がかりに。 | 授業全体の説明に加えて、現代の諸問題を「多様性」というテーマで簡単に提示していく。 | |
| 2 | ロールズの正義論 | 「ロールズ産業」とまで評されるほどさまざまな議論を巻き起こした、ロールズの正義論を見ていく。 | |
| 3 | コミュニケーションの前提 | コミュニケーションの中に隠れている前提や力について見ていくことにする。 | |
| 4 | 討議倫理 | 真理を求めるコミュニケーションを基準にして考えられる、社会的な倫理のあり方を考えていく。 | |
| 5 | ハインツのジレンマとケアの倫理 | 「妻を助ける唯一の特効薬に法外な値段がついていたらどうするか?」、有名なハインツのジレンマへの回答から、ケアの倫理を考えていく。 | |
| 6 | ケアと正義 | エヴァ=フェダー?キテイの『愛の労働』を中心に、社会秩序に「ケア」を組み込むことを考える。 | |
| 7 | ジェンダーとは何か? | 身体的な性別とは異なる、社会的性別としてのジェンダーの問題を考えていく。 | |
| 8 | ジェンダートラブル | ジェンダー差別を生み出す構造について考える。 | |
| 9 | フェミニズムと植民地主義 | 中東やアフリカなどで行われている女性器切除にまつわる問題を考えていく。 | |
| 10 | 「辺境」をめぐる視点の問題 | 私たちは辺境?秘境を面白おかしく消費していないか、自分たち以外をみる視点について考えていく。 | |
| 11 | クイアな私 | セクシュアリティの多様性をめぐる問題について、「クイア」という言葉を手がかりに考えていく。 | |
| 12 | 社会構造と差別?名づけと名乗り | 名前をめぐる諸問題を社会構造と絡めて考えていく。 | |
| 13 | 青い芝生の会と障害者運動 | 先鋭的な活動で知られた障害者団体「青い芝の会」の行動を学びながら、社会における障害者の位置づけを考えていく。 | |
| 14 | 他者の自分らしさの尊重:立岩真也の生存学をもとに | 遺伝子操作の問題などを立岩真也の生存学をもとに考えていく。他者の決定を尊重することの重要性を論じる。 |