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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                特殊講義b(行動経済学)/SPECIAL LECTURE(B) | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                経済学部/ECONOMICS | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木3/Thu 3 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                山森 哲雄 | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
|---|---|
| 山森 哲雄 | 経済学科/ECONOMICS | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
【達成目標】経済学が前提とする「合理性」とその限界について理解するとともに、他者(ときに自分自身)の判断や選択の不合理性、制度や政策の欠陥を見抜く思考力を身につけることが目標です。 【講義概要】 行動経済学aでは個人の意思決定における様々なバイアスに注目しました。本講義では「集団的な選択と合理性」を主なテーマとし、ゲーム理論の基礎的な概念を学習するとともに、互恵的な行動を記述した社会的選好理論を紹介してその経済学的な含意について検討します。また、個人の意思決定におけるバイアスが一国全体の経済にどのような影響を及ぼすのかについて、主に労働市場に注目して議論をします。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
配布レジュメに沿って対面で授業を進めます。レジュメは「PorTa Ⅱ」の「お知らせ」にアップするので、各自印刷して持参してください。授業ではPowerPointの内容を写したりレジュメの図を完成させたりしてもらうことがあります。ノート、筆記具(色鉛筆)、定規なども用意しておいてください。 宿題は「PorTaⅡ」の「レポート」にアップする予定です。宿題を提出する際は必ず指定されたファイル形式に従ってください。解答については、授業中に解説するか、もしくは「PorTaⅡ」の「お知らせ」にアップします。 授業中、携帯電話?スマートフォンはマナーモードに設定し、使用しないでください。また、授業中の写真?動画撮影、音声の録音を禁止します。原則として、PC?タブレットの使用も禁止します。 なお、本講義を受講するにあたって「経済経営数学入門」、「統計学入門」、「行動経済学a」の知識を前提とします。また、集合論、論理学、確率論など、やや高度な数学を扱います。  | 
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
行動経済学aの講義レジュメを復習してから受講すること。 授業前は事前に配布するレジュメに目を通したうえで、専門用語の意味等を理解しておくこと(2 時間)。 授業後はノートとレジュメ、および参考文献に目を通して学習内容の定着を図ること(2 時間)。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
成績は、宿題を25%、期末試験を75%として評価します。 宿題は各トピックに対応して計4回出題し、問題の正答率を基に評価します。期末試験は試験期間中に実施します。 宿題および期末試験では、行動経済学に関する専門用語の理解を問うとともに、「合理的な意思決定」を理解するうえで不可欠なゲーム理論の知識を問う問題を出題します。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      
経営数学入門 統計学入門 ミクロ経済学a ミクロ経済学b 行動経済学a  | 
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備考                         /Notes  | 
                      
講義レジュメを用いて授業をすすめるため、テキストは特に指定しません。 参考文献は授業中に適宜紹介します。  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                経済?経営?環境分野の現場で活躍する人々の講演を通じて、それらの現場の実態および今後の展望等について理解?分析し、見解を提示できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 春学期の復習-合理的選択 | 行動経済学aで学習した内容を概観し、経済学において「合理的選択」とは何を意味するのかについて理解する。 | |
| 2 | 春学期の復習-ヒューリスティックとバイアス | 行動経済学aで学習した内容を概観し、人々が陥りやすい認知バイアスについて理解する。 | |
| 3 | ゲーム理論とはなにか | 戦略的な状況とはどのような状況であるのかについて説明できるようにするとともに、戦略的状況を標準形によって表現できるようにする。 | |
| 4 | 支配される戦略の逐次消去 | 「支配される戦略」とは何かを説明できるようにするとともに、支配される戦略を逐次に消去する際にプレイヤーに要求される「知識の構造」について理解する。 | |
| 5 | ナッシュ均衡 | ナッシュ均衡という概念について理解するとともに、ナッシュ均衡の「自己拘束性」について説明できるようにする。 | |
| 6 | 混合戦略ナッシュ均衡 | 簡単な標準形ゲームについて混同戦略ナッシュ均衡を求めることができるようにする。 | |
| 7 | 展開形ゲーム | 戦略的状況を展開形によって表現できるようにする。 | |
| 8 | 部分ゲーム完全均衡と後ろ向き帰納法 | 後ろ向き帰納法によって部分ゲーム完全均衡を求めることができるようにする。 | |
| 9 | チェーンストア?パラドックス | 部分ゲーム完全均衡が非現実的な結果をもたらす例として「チェーンストア?パラドックス」を理解する。 | |
| 10 | 最後通牒ゲームと時間選好 | 「交渉力の基本原理」について説明できるようにする。 | |
| 11 | 社会的選好 | 最後通牒ゲームの実験結果を不平等回避理論によって説明できるようにする。 | |
| 12 | 公正性と自己利益の追求 | 消費者の公正判断が企業の利潤最大化行動に与える影響について理解する。 | |
| 13 | 公正判断と認知バイアス | アンカリング効果、自己奉仕バイアス、貨幣錯覚といった認知バイアスが人々の公正判断にどのような影響を及ぼすのかについて理解する。 | |
| 14 | 労働市場と貨幣錯覚 | 行動市場における賃金の硬直性が貨幣錯覚とどのような関係にあるのかについて説明できるようにする。 |