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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                ドイツ語圏の歴史 b/AREA STUDIES IN GERMAN HISTORY b | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                火1/Tue 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                上村 敏郎 | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 上村 敏郎 | ドイツ語学科/GERMAN | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
 ハプスブルク君主国という名称はあまり馴染みがないかもしれませんが、この国はヨーロッパの歴史を変えた大国の一つと言っても過言ではありません。ハプスブルク君主国の歴史を通じて、歴史的思考能力を養い、多面的な視点をもって物事を見る力を育てていくことが本講義の目的です。 今年度のテーマは 啓蒙専制期ハプスブルク君主国における情報をめぐるコミュニケーションネットワーク です。 18世紀の啓蒙の時代に出版の自由が保障されたウィーンで何が起きたのか、印刷メディア、体制側、知識人側、読書それ自体、様々な観点から啓蒙専制期の出版の自由について考えていきます。 ただし、取り上げるテーマは変更する可能性があります。授業ガイダンスに必ず出席してください。 本講義は外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示すドイツ語圏の「言語?文化?社会を理解するための専門知識」を習得した「国際的視野に役立つ教養人」を育成することに資したものとなっており、秋学期はとくにハプスブルク君主国を事例とした歴史学的手法の実践について修得していきます。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
授業は講義形式で進行しますが、受講生に思考の機会を与えるため、適宜、課題を出したり、ディスカッションを求めることがあります。 レジュメの配布や課題のURLの掲示にmanabaを利用します。 毎回、Google Formsを使って、正誤問題などの課題を提出してもらいます。 授業の冒頭最後でresoponを使用して自分の考えを書いてもらいます。 提出課題については次の講義の冒頭でフィードバックします。 課題におけるChat-GPTの使用については、使用を妨げることはしませんが、 同じ課題について私もChatGPT4を使用して回答させます。  | 
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前に配布された授業資料を確認し、関連する項目について参考図書にあげた『ハプスブルク帝国』や『ハプスブルク史研究入門』、『ハプスブルク事典』などに目を通しておくと、講義が理解しやすくなり、内容も楽しく聞くことができます。まったく知識がない方は世界史の教科書を読んでおくこともお薦めです。知識のネットワークを作るために事前知識を得ておくことは講義を楽しむコツになります。 講義のあとでは、講義内で取り上げた参考文献を読んでみることをおすすめします。講義で聴いた知識が事前知識となり、さらにあなたの知識のネットワークを広げることができるでしょう。 2単位の科目を修得するためには、事前?事後学修に総計4時間の授業外学修をするように文部科学省から指導されています。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
授業内課題(課題の内容についてはガイダンスで説明します)100% 原則として期末レポートや定期試験期間中に期末試験を課すことはありませんが、授業内でresponを用いた質問やGoogle Formsを使用した課題を提示します。履修者の数が想定より多かったり少なかったりした場合、評価方法を変更する場合がありますので、初回ガイダンスで必ず説明を聞いてください。 Google Formsを使用した課題については上記の通り、1.内容の理解を問う正誤問題と2.授業を受けて考察を深める論述問題(200字以上)を組み合わせて出題します。 論述問題は授業の内容を整理した上で自分の頭で考えて回答できると好成績につながるはずです。 ChatGPTなどの生成系AIの回答をそのまま書いただけでは駄目な出題形式にする予定です。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      
1年次開講のドイツ語圏歴史概論a/bを履修しておくと理解しやすいかもしれません。 春学期開講のドイツ語圏の歴史aの中で歴史学の考え方を説明していますので、連続して履修することを推奨しています。 3年次開講の上村担当のテクスト研究(歴史)もハプスブルク君主国をテーマにしていますので、あわせて履修することで相乗的に専門知識を習得できます。  | 
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備考                         /Notes  | 
                      
*この授業計画は予定です。実際の構成はガイダンスで説明します テキスト:講義内で資料を配付します。 参考文献:ハプスブルク君主国の通史:岩﨑周一『ハプスブルク帝国』講談社、2017年  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                ドイツ語圏の歴史に関する専門的な知識、分野特有の思考?研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 授業ガイダンス *受講生は原則参加必須 | 授業の進行の仕方、Slackの使い方、課題について説明します。時間に余裕があれば、ハプスブルク君主国の歴史Iにつながる導入講義をおこないます。 | 初回から課題を提出してもらいますので、必ず参加してください。 | 
| 2 | 概説講義:ハプスブルク君主国の歴史I(18世紀まで) | 18世紀までのハプスブルク君主国の勃興と拡大の歴史を概観します | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 3 | 概説講義:ハプスブルク君主国の歴史II(18世紀) | マリア?テレージアとヨーゼフ2世の治世を中心に18世紀の歴史を概観します。 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 4 | 概説講義:ハプスブルク君主国の歴史III(19世紀) | ウィーン体制、1848年革命、アウスグライヒなど重要な出来事に焦点をあてながら、19世紀の歴史を概観します。 | 
                参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 5 | 概説講義:ハプスブルク君主国の歴史IV(第一次世界大戦と崩壊) | 第一次世界大戦とハプスブルク君主国の崩壊について概観します。 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 6 | ディスカッションI | ハプスブルク史に関する歴史叙述を比較し、議論する | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 7 | テーマ史:啓蒙専制期ハプスブルク君主国の情報コミュニケーションネットワーク | 印刷メディアの世界 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 8 | テーマ史:啓蒙専制期ハプスブルク君主国の情報コミュニケーションネットワーク | 読書実践の場 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 9 | テーマ史:啓蒙専制期ハプスブルク君主国の情報コミュニケーションネットワーク | 皇帝の戦略—公論の紀律化 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 10 | テーマ史:啓蒙専制期ハプスブルク君主国の情報コミュニケーションネットワーク | 書籍商ゲオルク?フィリップ?ヴーヘラー | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 11 | テーマ史:啓蒙専制期ハプスブルク君主国の情報コミュニケーションネットワーク | パンフレットの言説 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 12 | テーマ史:啓蒙専制期ハプスブルク君主国の情報コミュニケーションネットワーク | ウィーンでジャコバン派と呼ばれた靴職人たち | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 13 | ディスカッションII | テーマ史の内容について振りかえり議論する | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  | 
              
| 14 | 全体のまとめと確認 | 全体を振りかえり、授業内レポートにフィードバックをしながら、最終的な講義の確認をおこなう | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する  |