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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                韓国社会論Ⅰ/KOREAN SOCIETY Ⅰ | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                月2/Mon 2 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                羅 一等/NA Ildeung | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 羅 一等/NA Ildeung | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
この授業の目的は、韓国の大衆音楽であるK-popについて、その歴史と社会文化的背景を学び、K-popにまつわる社会現象を社会学の観点から分析する力を身につけることである。 授業では、まず韓国の近現代史を概観し、議論に必要な基本的な知識を習得する。そして、韓国の大衆音楽史について各時代における代表的なアーティストを中心に解説し、K-popが世界市場へ進出するまでの経緯を理解する。後半では政治経済的分析を行い、不連続性と記憶喪失、圧縮的近代化と輸出指向産業化の概念を用いてK-pop現象を解読する。そして、K-popの受容者研究とアイドルの労働問題についても議論する。 この授業の履修者はK-pop通史を学習することによりK-popにまつわる社会現象を体系的に理解し、なお自分の見解を提示する能力を養うことができる。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      授業は教員による講義と履修者による発表及びディスカッションで構成される。履修者はK-popファンを調査対象者にしてK-pop受容に関する聞き取り調査を行い、発表とディスカッションを行う。調査の結果はレポートにまとめて学期末に提出する。レポートは提出前に添削を受けることができる。レポートの添削や提出などのやりとりはmanabaまたはメールで行う。この授業では発表とディスカッションを行うので、履修者の積極的な姿勢が求められる。 | ||||||||||
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      授業前は、前もって配布される講義資料や参考文献を精読しておくこと(各回90分)。授業後は、授業内容を踏まえてK-pop受容に関する聞き取り調査に取り組むこと(各回200分)。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
グループ発表(30%):K-popアーティストを1つ選んで、そのアーティスト基本情報およびK-popシーンにおける意義を分析して発表する。 レポート(70%):K-pop受容に関する聞き取り調査の結果をまとめたレポートを学期末に提出する。聞き取り調査をしっかり行ったか、調査内容を丁寧で分かりやすい文章で報告しているか、授業内容を踏まえて考察を行っているかを評価する。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                朝鮮半島情勢を含めた、韓国社会をとりまく事象について分析し、見解を提示できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス | 授業全体のガイダンスを行う。講義の概要と進め方を把握する。 | |
| 2 | イントロダクション:K-popという社会現象 | K-popを社会現象として扱うことの意義を理解する。 | |
| 3 | 社会について考えるための質的調査法:聞き取り調査 | K-pop受容に関する聞き取り調査の実施方法と注意点を理解する。 | |
| 4 | 韓国近現代史1:朝鮮時代末期から朝鮮戦争まで | 日本の植民地支配と朝鮮戦争による南北分断課程を理解する。 | |
| 5 | 韓国近現代史2:戦後から民主化まで | 戦後の高度経済成長と独裁政治から民主政治への移行課程を理解する。 | |
| 6 | K-pop前史1:西洋音楽の流入とアメリカの影響 | 日本統治時代の国楽の衰退と唱歌や流行歌の流入、解放後に米軍によってアメリカ音楽が輸入された課程を理解する。 | |
| 7 | K-pop前史2:軍事独裁政権下の大衆音楽 | 軍事独裁政権による大衆文化の取り締まりと、トロット中心の大衆音楽の発展課程を理解する。 | |
| 8 | K-pop史:ソテジからBTSまで | 韓国の大衆音楽シーンでヒップホップとブレイクダンスが広まった経緯を理解する。 | |
| 9 | 韓流文化産業の展開1:SMエンタテインメント | SMエンタテインメントの事例を通じて韓流文化産業の展開を理解する。 | |
| 10 | 韓流文化産業の展開2:YGとJYPエンタテインメント | YGとJYPエンタテインメントの事例を通じて韓流文化産業の展開を理解する。 | |
| 11 | 政治経済的分析1:不連続性と記憶喪失 | 韓国社会が近代化の過程で経験した断絶と忘却がK-popの誕生に与えた影響を理解する。 | |
| 12 | 政治経済的分析2:圧縮的近代化と輸出指向産業化 | 圧縮的近代化の過程で生まれた輸出指向産業化がK-popの発展に与えた影響を理解する。 | |
| 13 | K-pop受容者研究 | K-popがアジア諸国に伝播していった課程を、受容者側の観点から理解する。 | |
| 14 | K-popアイドルの労働問題 | 文化産業の労働構造とアイドル練習生の置かれた現状について理解する。 |