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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                ヨーロッパの社会/EUROPEAN SOCIETIES | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                火3/Tue 3 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                尾玉 剛士 | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 尾玉 剛士 | フランス語学科/FRENCH | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
 今学期はフランスの地域社会が直面する課題の中でも①「地域医療」「地域福祉」の問題②そして移民?難民といった社会の外部からやって来る人々との「共生」の問題について考える。そうすることで「主にフランス語圏を対象とする概括的な国際教養を持って、国際的な市民としての社会的責任を果たす能力」(フランス語学科学位授与方針)を身に付ける。 日本では、少子高齢化と人口減少の進展にともない地域医療の確保の必要性や、地方自治体による介護?子育てなどの福祉政策の重要性が高まっている。今学期の前半には、巨大福祉国家であるフランスの地域レベルでの医療?福祉政策について学ぶことで、日本の将来を考えるためのヒントを探していく。 また、日本でも近年外国人労働者の受け入れが進められているが、フランスは移民や難民の受け入れに大きな実績を有している国である。フランスにおけるいわゆる“移民問題”を考えるにあたって国レベルの政策や統計を知ることはもちろん重要だが、大都市の郊外など特定の地域に移民が集中しがちであるとか、経済衰退地域では移民排斥主義が広まりやすいなどといった意味で、「地域」という視点からも研究する必要がある。そこで今学期の後半には、フランスと移民に関する概論から始め、地域社会が直面してきた課題、そして共生を実現するための地域レベルでの様々な取り組みについて学んでいく。 以上の学びを通じて、これからの地域社会のあり方について国際的な視野に立って考察し、フランス語学科の教育課程の編成?実施方針が示す「フランス語圏の社会に関する専門知識を修得し、社会の諸問題を分析して自らの見解を提示できる能力」の獲得を目指す。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
【授業形式】 対面授業。授業連絡はmanabaで行う。 配布資料に沿った講義を行うが、一方通行の授業にならないよう毎回小テストに取り組んでもらい、ユニークな解答や質問などを紹介しながら授業を進めていく。 【フィードバック方法】 毎回の提出課題(小テスト)に感想?質問を記入する欄を設け、翌週の授業の最初にリプライを行う。もちろん授業中?授業後に直接質問していただいても構わない。  | 
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      授業内容をよく復習し課題を作成すること。また、毎回配布資料のなかでキーポイントを整理するので、何が本質的な論点なのかよく復習して次回に備えること(以上、合計4時間程度)。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
平常点(授業姿勢と毎回の提出課題で評価)50%、期末レポート50%。 無断欠席は0点扱い。やむを得ない事情により欠席する場合、必ず事前に事情を説明して了解を得ること。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                主にドイツ語圏、フランス語圏を中心としたヨーロッパの各種社会に関して専門知識を習得し、多様なヨーロッパの社会を、歴史、政治、経済などの視点から分析のうえ、見解を提示できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス | 授業目的?進め方?評価方法などの説明、各回の概要紹介、課題提出の練習。 | |
| 2 | 日仏の地方の状況 | 日仏における都市部と農村部の人口の動きについて学ぶ。 | |
| 3 | フランスの地域医療 | フランスの医師不足地域対策と実態について学ぶ。 | |
| 4 | フランスの地域福祉① 高齢者福祉 | フランスの高齢者福祉について地域レベルの実態を学ぶ。 | |
| 5 | フランスの地域福祉② 子どもの保育?教育 | フランスにおける子どもの保育と教育について地域レベルの実態を学ぶ。 | |
| 6 | フランスの地域経済(持続可能な発展) | フランスにおける環境保護と経済活動の両立について学ぶ。 | |
| 7 | フランスと移民政策① 国民と外国人の区別 | 大革命以降のフランスにおける移民政策の展開について学ぶ。 | |
| 8 | フランスの移民政策② 19世紀から第二次世界大戦まで | 19世紀から第二次世界大戦までのフランスにおける移民政策の展開について学ぶ。 | |
| 9 | フランスの移民政策③ 第二次世界大戦後 | 第二次世界大戦後のフランスにおける移民政策の展開について学ぶ。 | |
| 10 | 地域社会と移民① 学校教育(パリ郊外の事例) | 移民の子どもたちに対する教育政策と地域レベルの実態について学ぶ。 | |
| 11 | 地域社会と移民② 雇用問題と対策(パリ郊外の事例) | 移民や移民二世が直面してきた雇用問題と対策、実態について学ぶ。 | |
| 12 | フランスと難民 教育と職業訓練の仕組み | フランスにおける難民受け入れの展開と現在の教育?職業訓練の仕組みについて学ぶ。 | |
| 13 | 地域社会と難民(パリ郊外とカレーの事例) | 地域社会と難民についてパリ郊外とカレーの事例を学ぶ。 | |
| 14 | まとめ | 秋学期のまとめ |