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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/31 現在/As of 2021/08/31 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                外国史概説Ⅱ(法学部用)/INTRODUCTION TO FOREIGN HISTORY II | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                大学免許/ | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木5/Thu 5 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                久慈 栄志 | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 久慈 栄志 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
西欧における近代化過程の歴史を社会?経済?文化?宗教等の側面から考察する。「近代化」の特質とその功罪を検証し、明治以降のわが国にいかなる影響を与えてきたか、という点もあわせて論じたい。20世紀は科学技術の比類なき発展と、それに連なる「物質文明」の頂点を極めた時代であった。しかし、今日では「精神的豊かさ」へ価値観の転換の中心が大きく転換しつつあることを誰もが実感している。人類が抱えている諸問題は数多く、しかも難問ばかりである。本講義がそれらを解決するための糸口の一つとなることを願っている。 | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
原則として、対面での講義形式で行います。また様々な時事問題を取り上げて興味?関心の幅を広げ、歴史を学ぶ上での視点や問題意識の涵養につとめたいと考えています。 初回から対面授業の予定ですが、コロナウイルスの感染状況や大学からの授業形態変更の通達等によって、オンライン授業となる場合があります。その場合はオンデマンド配信型で行い、PorTaⅡの「お知らせ一覧」または「レポート一覧」で配信します。  | 
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前に高校レベルの基礎知識は各自補っておくこと。また、各テーマの目的を理解した上で授業に臨み、不明な箇所は質問してほしい。事後は講義の内容や意義を再確認し、テーマに関して各自が感想や意見を簡略にまとめられるようにしておくことで、知識の定着をはかってください。 | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
試験(記述形式。ノート持ち込み不可)85%、授業への参加態度15%により評価します。 但し、コロナの状況により、数回の小レポートの提出も考えています。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
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備考                         /Notes  | 
                      
テキスト:授業中に配布する。 参考文献:上記参考文献中、2冊程度は目を通しておくことが望ましい。また、高校世界史教科書?図録なども有用である。  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                中等教育諸学校において、社会および歴史の授業を行う際に必要とされる東洋史?中国史の通史的展開、外国史の学習を通じた世界史教育の意義、異文化理解の複雑性などについて、主体的に解説できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | オリエンテーション | 本講義の目的と歴史学(特に世界史)の役割を論ずる。 | 次回のテーマについては、その趣旨を説明する。また、各回終了時には意義をまとめるので、必ず各自で整理し理解の徹底を図ってほしい。 | 
| 2 | 古典古代に見る歴史叙述の特徴 | 国家の枠にとらわれない、個人の自由な問題意識に基づく歴史叙述とは何かを考察する。 | |
| 3 | 中世世界における歴史観とは何か | キリスト教中心史観に基づく歴史叙述とは何かを考える。 | |
| 4 | 啓蒙期における人間中心史観とは何か | 中世と近代の歴史観の決定的差異について考察する。 | |
| 5 | 近代後期、経済発展にともなう価値観の変化 | 産業革命の進展が、それまでの歴史観にどのような影響を与えたのかを考える | |
| 6 | 「近代」の概念について | 近代という時代について、思想?経済?文化?自然科学などの側面から分析する。 | |
| 7 | 宗教改革前夜のカトリック教会の状況 | ドイツの国内事情とローマ教会との結びつき。 | |
| 8 | 宗教改革に見る革新性と、インパクトについて | 改革が多くの支持を集めた背景と、今日につながる意義を考える。 | |
| 9 | 英仏市民革命、原因?経過の共通性をさぐる | 英仏両国の国情と革命が目指した共通点を探る。 | |
| 10 | 英仏両革命に見る理念?国民性の差異を考える | 英仏両国の市民革命を比較検討し、理想像と妥協点に照準を当て、国民性の違いを探る。 | |
| 11 | 産業革命~拝金主義と社会の諸矛盾 | 資本主義の進展が資本家?労働者の価値観にどのような影響をもたらし、非ヨーロッパ世界に対する評価とどのように結びついたかを考える。 | |
| 12 | 社会主義の理念とその限界 | 社会主義と資本主義の共通点を探り、自己閉鎖に陥り、限界性が露呈した過程を論ずる。 | |
| 13 | 「近代化」とは何だったのか~その変質を考える | 「近代化」について、ヨーロッパと日本の2地域を取り上げて総括する。 | |
| 14 | 帝国主義と世界再分割~経済的矛盾の「武力による打開」と「差別意識」について | 資本主義の帰結として行われた帝国主義政策。魔物ともいえるこの政策に、各国が引きずられていったのかを検討する。 |