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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                ドイツ語圏歴史概論 b/INTRODUCTION TO GERMAN HISTORY b | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                火4/Tue 4 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                古田 善文 | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 古田 善文 | ドイツ語学科/GERMAN | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
授業目的: この授業は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)の示す、ドイツ語圏の言語?文化?社会を理解するための専門知識や交流する文化の諸相を理解するための専門知識を習得した国際的視野に立つ教養人の育成を目指すためのファースト?ステップとなる入門的歴史講義である。本講義は、ドイツ語圏(ドイツ以外にオーストリアも含む)の現代史(第一次世界大戦以降)を受講生にわかりやすく解説することである。受講生は 20 世紀にこの地域で発生した主要な歴史的事象についての基礎知識と歴史的な「ものの見方」の修得をめざす。 授業内容: 秋学期は、(1)ドイツ革命とワイマール共和国、(2)ヒトラーの独裁体制、(3)第二次世界大戦、(4)戦後ドイツの歩み、を主要なテーマとして、ドイツ語圏の激動の現代史を検討する。春学期と同様、授業では毎回レジュメをオンライン配信するほか、映像資料を使用し、解りやすい解説を心がける。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
教室における対面授業方式を基本とするが、教室の状況によっては適宜ZOOM録画によるオンデマンド授業方式も併用する(対面授業では状況が許せばグループ?ディスカッションなどの手法も採用する)。 毎回の講義テーマに関するレジュメは予めオンライン(PorTaIIあるいはmanaba)で受講生に配信される。各受講生は、レジュメをプリントアウトするか、PCあるいはタブレットなどの情報端末にダウンロードして授業に持参すること。 授業後、各受講生にはmanabaに掲載される「リアクションペーパー」に授業のポイントと不明点について記述し、担当教員に返信することが求められる(授業翌日の23:55締め切り)。受講生が提出した質問事項については翌週の授業の冒頭、担当教員が回答する(フィードバックの実施)。  | 
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前学修:受講生には、高校世界史教科書あるいは参考書を紐解き、次回の授業内容に該当する箇所を熟読し、あらかじめ基本的な知識の確認につとめることが求められる(週1時間)。 事後学修:受講生には、授業後、参考文献1『図説オーストリアの歴史』および参考文献2『図説ドイツの歴史』の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマに対する理解を深めることが求められる(週1?2時間)。さらに余裕があれば、各回の授業レジュメに記載された参考文献一覧の中から関連文献を読みすすめ、授業テーマについての理解をさらに深めるための自習が推奨される。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      毎回授業後受講生にはmanaba経由で配信される「リアクションペーパー」に各テーマについて学習した内容に関する重要ポイントと質問を記入し、担当教員に返信することが求められる。評価はこのリアクションペーパー(14回分)の内容(50%)と学期末に教室で実施される定期試験(50%)の結果を総合して決定される。ただし、状況によって定期試験が実施できない場合はこれに代えてレポートの提出が求められる。 | ||||||||||
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関連科目                         /Related Subjects  | 
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備考                         /Notes  | 
                      テキストは使用しないが、毎回授業レジュメをあらかじめPorTaII経由で配信する。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                ドイツ語圏の歴史に関する概論的な知識、分野特有の思考?研究方法の基礎を習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 革命の時代:ドイツ革命 | 秋学期の授業概要?評価方法について説明する。1918年11月に勃発するドイツ革命の概要と特性を解説する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 2 | ヴェルサイユ条約、サン?ジェルマン条約 | ドイツおよびオーストリアに対する過酷な講和条約の内容を検討する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 3 | ファシズムの誕生:ヨーロッパのファシズム運動 | ファシズムとは何か?定義の解説およびファシズムの原初的モデルであるイタリアの事例を解説する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 4 | ナチ運動の誕生 | アドルフ?ヒトラーが率いたナチ運動の初期の発展過程を紹介する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 5 | 危機の30年代(1):民主政治システムの崩壊 | ブリューニンク内閣が導入した大統領内閣制の定義と内実を検討する(さらにパーペン内閣/シュライヒャー内閣を経て1933 年1月30日のヒトラー内閣成立までを概観する)。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 6 | 危機の30年代(2):戦間期の国際政治 | 英仏の宥和政策の実態を検討する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 7 | 受容と抵抗(1):ナチによる民衆統轄 | 秘密警察、ヒトラー?ユーゲント、ドイツ労働戦線などによるナチの民衆統轄の手法を検討する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 8 | 受容と抵抗(2):反ナチ抵抗運動の諸相 | ルール工業地帯やベルリンにおける若者の「反抗」、バイエルンの農村住民の「不服従」を検証したのち、主要な反ナチ抵抗運動を紹介する。あわせて亡命、強制労働、強制(絶滅)収容所についても解説する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 9 | 第二次世界大戦 | 第二次世界大戦の経過を紹介する。あわせてこの大戦が戦後の世界に与えた影響を検討する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 10 | 連合国のドイツ占領改革 | 英米仏ソの占領政策の相違を比較検証する。具体的なテーマとして「非ナチ化」の実態についても解説する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 11 | 東西ドイツの成立から「ベルリンの壁」建設 | 欧州の冷戦構造を紹介しつつ、1949年の東西ドイツの成立の背景を多角的に検討する。アデナウアーおよびウルブリヒトの基本政策を検証しつつ、1961年の「ベルリンの壁」建設の原因を探る。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 12 | ブラント政権からシュミット政権 | ブラント政権誕生による西ドイツ外交政策の一大転換過程を紹介する。また後継のシュミット政権が直面した難問の数々を具体的に検討する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 13 | コール政権とドイツ統一 | 1980年代後半のソ連?東欧大変革の中、コール政権が模索したドイツ統一への試みを解説する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 | 
| 14 | 21世紀のドイツ | シュレーダー政権からメルケル政権にいたる21世紀のドイツ政治を総括し、今後の展望を解説する。 | 事前:高校世界史教科書を再読し基本的な知識の確認につとめる。事後:参考文献1、参考文献2、その他関連図書の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマの理解を深める。 |