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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                交流文化論(オルタナティブ?ツーリズム論)/STUDIES IN TOURISM AND TRANSNATIONAL | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                外国語学部/FOREIGN LANGUAGES | 
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                  ターム?学期 /Term?Semester  | 
                2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木4/Thu 4 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                須永 和博 | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 須永 和博 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES | 
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授業の目的?内容                         /Course Objectives  | 
                      
 オルタナティブ?ツーリズムとは、観光の大衆化(マス?ツーリズム)がもたらす様々な弊害(生活文化の形骸化や自然環境の破壊、新植民地主義等)を克服するために登場した新たな観光開発の理念です。本講義ではまず、オルタナティブ?ツーリズムが生まれた歴史的?社会的背景について概説します。その上で、エコツーリズムやコミュニティ?ベースド?ツーリズム、バックパッキング、先住民観光など、オルタナティブな観光実践の諸事例を、文化人類学的?社会学的視点から検討し、その可能性について考えます。 本講義では、出来る限り実際の観光の現場で生じている個別具体的な事例から、観光の問題と可能性について考えてみたいと思います。その際に扱う事例としては、東南アジアをはじめとする「第三世界」や、先住民族や少数民族などの「第四世界」的状況の事例が中心となります。  | 
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授業の形式?方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
 受講に際しては、授業内で紹介する文献資料の読解を各自行なうなど、予習?復習が不可欠となります。 講義形式の授業となりますが、毎回リアクションペーパーを提出してもらうことで、できる限りインタラクティブな授業にしていきたいと思います。 講義は、対面とオンデマンドを組み合わせて実施します(初回は対面で実施します)。資料の共有や授業関係の連絡は、原則としてmanabaを通じて行います。  | 
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事前?事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      『観光学キーワード』『よくわかる観光社会学』などで、観光研究についての基本的知識について理解を深めておくこと。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      リアクションペーパー?小レポート(30%)、期末レポート(70%)。リアクションペーパーの未提出は1回5点の減点とし、4回以上の未提出で単位認定の資格を失います。 | ||||||||||
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      ツーリズム人類学 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      特になし。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                交流文化に関する各種分野について特定の専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。 | 
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前?事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 趣旨説明 | オルタナティブ?ツーリズムの動向について概説する。 | |
| 2 | 映像資料『ジャマイカ:楽園の真実』 | 映像資料から読み取れる観光やグローバリズムの問題点について考える。 | |
| 3 | 場所性の商品化─アマンリゾーツの戦略 | リゾート開発のオルタナティブな動向について整理した上で、リゾートと地域コミュニティの関係について考える。 | |
| 4 | 環境主義の商品化─エコリゾート | エコリゾートと呼ばれる、環境に配慮したリゾートの現状について考える。 | |
| 5 | 世界遺産と観光1─ラオス?ルアンパバンの事例 | ヘリテージ?ツーリズムの理念と現実の落差について、ルアンパバンの事例をもとに考える。 | |
| 6 | 世界遺産と観光2─中国?麗江の事例 | ヘリテージ?ツーリズムの理念と現実の落差について、麗江の事例をもとに考える。 | |
| 7 | 貧困の商品化─都市貧困とツーリズム | スラムなど都市貧困地域における、コミュニティ?ベースド?ツーリズムの現状と課題について考える。 | |
| 8 | バックパッカーの歴史と現状 | バックパッキングと呼ばれる旅の歴史的展開を整理した上で、その現状について紹介する。 | |
| 9 | 先住民とアート─北米イヌイットの事例 | 先住民観光の現状と課題について、北米イヌイットの事例をもとに考える。 | |
| 10 | 先住民とミュージアム─アイヌの事例 | 先住民観光の現状と課題について、アイヌの事例をもとに考える。 | |
| 11 | エコツーリズムと先住民1─環境主義とは何か | エコツーリズムを支える環境保護思想の歴史を整理した上で、先住民族のような人々がそれにどのように巻き込まれ、応答してきたのかを紹介する。 | |
| 12 | エコツーリズムと先住民2─持続可能な開発とは何か | エコツーリズムを支える「持続可能な開発」という言説を批判的に読み解き、先住民族の視点からエコツーリズムを考察するための基本的な視座を紹介する。 | |
| 13 | 資本の論理に抗する観光─タイ北部のコミュニティ?ベースド?ツーリズムの事例 | タイ北部の事例から、一定の自律性を保持しながら、観光に向き合う可能性について考える。 | |
| 14 | 現代日本における農山村の再編と観光 | 現代日本の農山村を事例に、地域づくりの手段としての観光の可能性と限界について考える。 |